次世代につなぐ商人の絆~かけがえのない商工会青年部であるために~

書感3

2010年11月4日

 今回ご紹介する本は、「簡単だけど、だれも教えてくれない77のテクニック 文章力の基本」(著者:阿部紘久)という本です。文章を書く機会のない人にとって、文章を書く基本がわからないというのが多いのが現実です。

 この本は、これを見れば楽々と文章が書けるという本ではありませんが、文章を書く上での最低限の知識が書かれています。

 例えば、以下のような事例を紹介しています。(以下本書で掲載されている例文を引用)

 「日曜日の練習は、全部員が一斉に練習できる貴重な日である。」という文がありますが、これは、正しくは「日曜日は、全部員が一斉に練習できる貴重な日である。」となります。

 言いたいのは、「日曜日は、貴重な日である。」ということであり、「練習は、貴重な日である。」ではおかしな文になってしまいます。

 このように文の前半と後半がミスマッチに陥ることのないようかみ合わせることが必要であると、著者である阿部氏は言います。

 簡単な例文が載っているのでわかりやすく書かれた本だと言えます。

 いまさらこんな簡単ことを人に聞けないという方にもぴったりの本だと思います。

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